デザインのあります赤羽ほっとcafe 連載シリーズ 03
今から約65年前の昭和30年代には、ほとんどの家庭が日本製の真空管ラジオを所有していました。当時はテレビの普及が進んでおらず、情報や音楽、ドラマなどを楽しむ主要な媒体はラジオでした。
私が生まれる前に作られたこのサンヨーのラジオは、その存在感あるデザインから、日本が欧米に追いつこうとする高度成長期の勢いと技術力を感じさせます。
当時最先端だったと思うこのラジオのデザインは、今ではレトロデザインと呼ばれるものですが、現代の最先端デザインと比べると、どちらがより魅力的で心地よいものとして家庭の中で受け入れられているのかと考えてしまいます。
実際にこのラジオではAM放送を数局受信することができます。しばらくはラジオを聴く習慣がなかったのですが、今後はこのラジオを聴きながら仕事をする機会が増えるかなと感じています。
最後に、プレゼントしていただいた赤羽ほっとカフェの沼野さんに感謝します。ありがとうございました。
昭和31年頃に発売された真空管ラジオ 三洋電機 SS-82です。
大きさは、横約33cm、奥行き約12cm、高さ約22cm。
受信帯域は中波放送 MW ( 現在のAM ) 。
ブルーとアイボリーのツートンカラーが素敵です。
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ほっこりとする真空管ラジオ サンヨー SS-82
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